前回、一人暮らし用の家計簿の付け方について書きました。
家族持ち用家計簿では、一人暮らしと違ってお金の出入りが自分一人ではないので、項目が少し増えます。
また、家計簿をつける側は人のお金を預かる立場になるので、適当につけるということもできません。
制度はそれぞれの家族ごとで異なるかもしれませんが、基本的には1円単位で管理することが求められるはずです。
我が家は1円単位で管理していますが、今のところ挫折することなく1年半以上続いております。
基本的な考え方は一人暮らし用と同じですが、異なる部分について説明していきます。
01.私が家の家計の回し方について
まず、家計簿の記入について書く前にわが家はどのように家計を回しているかを説明します。
我が家は共働きです。
家計の回し方は、二人で一定の金額を出し合い家計費として、毎月その金額の中でやりくりしています。
例えば以下のような感じです。
手取り | 家計のお金 | 残り=自分の小遣い | |
私 | 25万円 | 19万円 | 6万円 |
妻 | 13万円 | 6万円 | 7万円 |
つまり上の表で行くと家計費は25万円になるわけです。
お互いの残りは小遣いにして、例えば私ならランチ代、会社や友達との飲み代、服代など個人で消費するものは小遣いから出します。
妻も、美容室代、化粧品代などは個人のお金から出しています。
二人での外食、日用品、食料品、家具家電など、1%でも二人で使う可能性があるものは家計費から出しています。
携帯代はそれぞれ自分の小遣いの中から支払いです。
家計か個人か迷うものはその都度相談します。
02.家族単位になると増える項目について
冠婚葬祭&交際費という項目を増やしました。
家族になると、お金を頂いたり贈ったりする機会が増えます。
また、家族単位でのお付き合いも増えます。
冠婚葬祭&交際費はいわば突発的なお金の出入りです。
これを生活費に組み込んでしまうと、生活費の実態が見えづらくなります。
また、必要なお付き合いを減らしたり、包むべきお金を包まない等があっていけないので、独立させて一つの項目としています。
03.準備編(所要時間10分)
先に完成版の写真を乗せます。
数字の色分けについて
茶色:支払い済み
青:決定済みで未払い
黒:未確定(変動の可能性あり)
【収入の欄】
まず収入(=拠出)の欄を作ります。
自分と妻の二つにわけ、さらにそれぞれ生活費用と交際費用に分けます。
また、国や自治体からの還付金や手当の欄も作り、ここに還付されたお金は固定費と生活費に充てます。
もう一つ、お祝いなどでいただいたお金用の欄も作り、これは冠婚葬祭&交際費に充てます。
【支出の欄】
一人暮らし用とまったく同じです。
関連記事:挫折しない家計簿のつけ方【一人暮らし用】 |
一つだけ、「冠婚葬祭&交際費」という行を追加してください。
この行からの支出は、同じ「冠婚葬祭&交際費」の収入から差し引かれるようにしてください。
【合計(=貯金)の欄】
収入から支出を引いた数字を表示する欄を一番上に作ります。
その数字がイコール家庭の貯金額となります。
1月末残高 + 2月の収入 – 2月の支出 = 2月末の貯金額
これで準備は完了です。
04.実践編
さっそく記入&運用していきますが、一人暮らし程細かくありません。
なぜなら家族用の買い物だけを記入すればいいので、自分の飲み会などであれば金額を覚えておく必要もありません。
あとで自分が苦しくなるだけですが・・・
1.お金の振込
家計への入金の割合が決まったら、楽天銀行の「毎月おまかせ振込予約」を使い、妻から私の口座へ入金の設定をします。
振込日も決められるので、給料日の翌日などにしておくとよいでしょう。
2.お金の支払い
私が家族の買い物をした場合は一人暮らしと同様に下に記入していく。
妻が家族の買い物をした場合は、妻が記入して、その金額を見て私が妻にお金を振り込みます。
以上、たったこれだけです。
思ったより支出が増えて赤字になったら、その都度話し合い拠出金額を増やします。
お金が貯まってきたら、二人で相談して、別口座に移すなり、投資したり、旅行や家具家電を買ってもいいかもしれません。
さいごに
私たちのような拠出制の家計の回し方だと、家族用と一人暮らし用の家計簿を併用することができます。
個人の部分を管理するために一人暮らし用を使うことができますが、私は家族用の運用だけでお腹いっぱいです。
また、これらの家計簿は完成形ではありません。
自分で都合の良いように、どんどん変形させていってください。
私も、これをベースに借金やローンなどいろいろなものを組み込んでいます。
需要があるかわかりませんが、1年の終わりにはきれいに埋まった家計簿を載せてみたいなと考えております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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