自粛続きでヒマだけど、お金もないしやることもないのであれば、ベランダ菜園はいかがでしょうか。
別にベランダがなくても室内でもでき、必要なものも100均で揃います。
ここでは、低価格で始められて栽培が簡単で、かつ元を取れるような野菜たちを紹介し、最後に投資と通じる心構えについて書いていきます。
01.必要な道具たち
何を栽培するにしても、最低限必要なものを4つと+αを紹介します。
全て100均で揃います!
1.プランター
100均で2個で100円のものもある。
2Lペットボトルでも代用可。
500mlでもできなくはないが、あまりにも小さすぎるとこの時期はすぐに土が乾いてしうため、2L位がおすすめ。
ちなみに買ってきた土が入っている袋をそのままプランターとして使用することもできますが移動させるのがめんどくさそうなので私はやったことありません。
2.鉢底石
プランターの底に敷く石。
目的は水はけを良くし空気を取り入れるための役割を果たす。
発泡スチロールでも、小石くらいの大きさにちぎって敷き詰めれば代用可。
もちろんそこらへんの小石でもOK。
3.土
一番安くて量があるものでいいです。
「〇〇野菜用」などの高い土を買う必要はありません。
使っていいのであれば、そこらへんの土でもOKです。
土は結構使いますので、ホームセンターで揃える人は、一番大容量の割安のものを買ってもいいと思います。
4.化学肥料
窒素、リン酸、カリウムが同量ずつ配合されているものが、何を育てるにしても使いやすいです。
配合量は袋に必ず数字で書いてあります。
8-8-8くらいがいいかと思います。
有機肥料にしない理由は、コバエが大量に発生するからです。
有機肥料の原料は、う〇こや骨粉、魚粉、油粕などコバエが大好きなものばかりです。
+α.赤玉土
プランターには細かい物(小粒or極小粒)が使いやすいです。
これはコバエ対策で、買ってきた苗を植え変えたあとに、プランターの表面に1~2cm敷きます。
栽培を始めてみて、コバエが気になるようでしたら試してみてください。
コバエはゼロにはなりませんがだいぶ減るはずです。
以上4つと+αです。
ひとまずこれだけあれば始められます。
02.何を育てるか
もちろん何を育ててもいいですが、ここでは私が実際に栽培して、簡単かつ投資した金額よりも明らかにプラスだと思うものを紹介します。
【大葉(シソ)】
コーナンで58円で苗が売っています。
簡単に増やせるので、苗を購入する場合は一つだけでいいです。
最初は小さいですが結構大きくなります。
そのため、2Lペットボトルもしくはそれ以上のプランターがおすすめです。
大葉は日に当てすぎると葉が硬くなるので日当たりが短いところに置きましょう。
だいたい売ってるくらいの大きさになったら早めに収穫してあげると、後続が続きやすいです。
使い道は、納豆に刻んで入れる、スーパーで買った刺身の添え物などなんでも使えます。
採れたての大葉の香りはめちゃくちゃテンション上がります。
【(スイート)バジル】
同じくコーナンで58円で、増やせるので購入は一つで十分です。
こいつも最初はかわいらしいですがめちゃめちゃでかくなります。
また葉っぱが多いので、小さいプランターだと暑い日はすぐに水切れになります。
大葉より大きいプランターがおすすめです。
私はコストコのバスソルトの容器に穴をあけてそれを使ってます。
たくさん収穫したら、ジェノベーゼソースも作れます!
バジルは遠慮なしに、どんどん収穫しましょう。
収穫したものはよく洗って、トーストをピザ風に焼いて乗せる、パスタに乗せるなど意外と使えます。
これもまたいい香りで、バジルがあるだけで料理が映えます。
【はつか大根(ラディッシュ)】
はつか大根は種から育てて、だいたい1ヵ月で収穫できます。
1個だけ収穫してもあまり食べた気がしないので、3~4個は同時に栽培したいです。
葉っぱが結構広がるので、2Lペットボトルなら1つに1個、細長いプランターであれば10~15cmあけて種まきしてください。
浅漬けにすると身も葉っぱも全部食べられます。
色どりもきれいで、根菜なので“収穫”って感じをめちゃくちゃ味わえます!
【ししとう】
こちらも苗がコーナンで58円で売られています。
育てるのに大きめのプランターが必要ですが、一応ベランダサイズで栽培できます。
苗の添え木は割りばしでOKです。
プランターは栄養が限られているため、少し小ぶりのサイズで収穫してあげることがたくさん収穫できるコツです。
油をひいて塩を軽く振って焼けばそれだけでビールのアテになります。
辛いししとうが好みであれば水を少な目にして、ししとうにストレスをかけて育ててください。
【小ねぎ】
一人暮らしの場合、スーパーで買うサイズだと使い切れないので、栽培する方が気分的にも楽です。
今年はまだ育てていませんが、去年栽培した時は、基本放置で勝手に育ってた記憶があります。
今月中には種を買う予定です。
こちらも納豆やみそ汁にプラスできます。
03.逆におすすめしないもの
サイトでは「簡単です」と表記されているが、実際にやってみて難しかったもの、うまくできなかったものを紹介します。
【ミニトマト】
まず、めちゃくちゃ茎?幹?がでかくなります。
最初はかわいいですが、しっかり手入れしないとジャングルになり、虫もめちゃくちゃつきます。
狭いベランダだと行き場を失い、スペース効率が悪く感じるため、今は育てていません。
【ナス】
正直、小さいプランターで大きな果実系の栽培は難しいと思います。
トマトもそうですが、うまく育てないと実はなりますが、味はあまりおいしくありません。
小さいプランターはコンパクトでいいですが、その分水や肥糧を頻繁に追加する手間が大きいです。
【きゅうり等のツルが伸びる系】
トマトもそうですが、別途巻き付け用のものなどの購入が必要です。
手入れを怠れば、排水パイプや洗濯物干し竿が侵食される可能性もあります。
自分がきちんと手入れができるかどうかわかるまでは、手を出さないほうがいいでしょう。
04.ベランダ菜園の節約効果
栽培用の道具と種や苗を安く揃えた場合、原価は高くでも200円くらいでしょう。
収穫が続けば簡単に200円以上のリターンは得られますが、正直上記の収穫量だけでは食費節約に貢献してるとは言い難いです。
まずは簡単なもので栽培スキルのレベルを上げ、大量生産や大物にトライすれば、食費が浮いていることを実感するでしょう。
また、そのころには栽培自体が楽しくなっているはずです。
趣味になってしまえば、お金をかけて「見た目のいいプランターを買う」「良い肥料を与えて味や形にこだわる」ということをしても楽しいはずです。
それでも飲みに行くよりはよっぽど安上がりのはずです!
そっちの節約効果の方が圧倒的に大きいかもしれませんね。
さいごに
一度始めてしまえば、ベランダ菜園は雨でも夜中でもいつでもできます。
水やりの義務は発生しますが、時間にしばられず手を掛けられる趣味としては初期コストも継続コストも最小限なので、おすすめです。
そして、栽培は投資と似ています。
まず何を栽培するか考えることが銘柄選びに通じます。
金を掛ければ成功するわけでもないし、何もしていなくてもうまく育つ時もあります。
我々がコントロールできない天気に左右されることも似ています。
病気にかかること、虫や鳥の被害にあうこともありますが、ある程度手をかけてあげることによりきちんとリターンを確保することもできます。
人任せにして大きな成果を上げても、うれしさもあまりありません。
丁寧に、こまめに自分でケアすることが大事ですが、これにかかりっきりになってもいけません。
そして一番大事なのは、1度の失敗でやめないことです。
投資もこれと同じで、損失がでても根気強く続けていれば、必ずリターンがあります。
休日に時間が余って、でもやることもないという人はぜひ始めて見てください。
節約云々と数字的なメリットを書きましたが、正直そんなことはどうでもよくなり、最後は収穫のうれしさの方が圧倒的に勝ります!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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