金額別資産形成シリーズ Step 0:最速の借金完済方法 Step 4:500万円⇒1,000万円の資産形成方法(準備中) |
※今回の「借金」とはクレジットカードのリボ払いやキャッシング、消費者金融からの借り入れのことを指し、無利子の奨学金や住宅ローンは除きます。 |
Step 0は、返済方法を工夫して「少しでも早く、少ない額で完済すること」を目指します!
前提としてリボやキャッシングなど高金利の借金は、年収400万円前後の場合、借入額が100万円を超えると完済が難しくなります!
既に100万円を超えている人は信頼できる人に相談し、お金を借りたり返済の管理を手伝ってもらうことをお勧めします!
そもそも借金を作るのは、金勘定が下手だからです。
下手な結果が今の借金に繋がっているので、これまでの管理方法では借金が改善することはないと自覚し、今までの生活を改める必要があります!
ちなみに借金が完済できれば、貯金なんてその半分の労力で目標達成可能です!
なので、絶対に頑張って完済しましょう!
支払い額を減らす具体的な4ステップ
- 自分の借金の総額と利率を把握する
- おまとめローン等に申し込み借金を1本化する
- 利率の高いところから優先して返済する
- 支払いの件数を減らす
この4つを上から確実に実行し、無策の時と比べ大幅に返済額をと返済期間を減らします!
1.自分の借金の総額と利率を把握する
まずは総額と金利を把握する必要があります。
借金がある人は、全容を把握できていないためゴールが明確になっていません!
全容把握をするための理由の一つとして、例えばおまとめローンに申し込む際、いくら借りれば借金を1本化でき、おまとめローンの金利がいくらであれば今より返済額と返済期間が減るのかを知るためです。
把握する際は、リボやキャッシングだけでなく、携帯の割賦金や滞納している家賃や公共料金もきちんと計算に入れてください!
自分が蔑ろにしてきた過去を振り返るのは痛みを伴いますが、この把握作業が終われが終われば残りは前向きな対応だけです!
数字が多く混乱するので、Googleのスプレッドシートを使い項目と金額を表にする事を強くお勧めします!
2.おまとめローンに申し込み借金を1本化する
借金に苦しんでいる人は、必ず複数社から借り入れをしてます!
その場合は脳のメモリが各社の「返済日」「返済額」を把握することに使われます。
また複数社へ返済があれば、その都度ATM手数料がかかったり、払い忘れの延滞金のリスクもあります!
そこで借金を1本化し、管理を容易にして脳のメモリを解放します!
幸運にも親や親族から無利息で借りられるのであればそれを利用してください!
1本に纏めることにより、完済までのゴールも明確になり、前進するエネルギーが湧いてきます!
3.利率の高いところから優先して返済する
おまとめローンの審査が通らない場合は、金利の高い会社から優先して返済します!
リボやキャッシングの金利は年利15~18%です。
年利15%で100万円の借金をし、毎月2万円を返済した場合、トータルの返済額は約132万円~158万円です。
年利18%なら186万円にもなり、約8年かけてようやく完済です。
そしてこれは、一度も返済遅延せず、かつ残高が一度も増えない前提の計算です!
借金がある人は必ず返済途中で追加で借り入れやリボ払いを行わざるを得ない状況のはずです。
そこで、少しでも返済期間と返済額を少なくするために以下3つの小技を使います。
①定期預金を返済に充てる
定期預金がある場合は、元本割れをしてもすぐに解約して返済に充てます!
理由は、定期預金で得られる利息より借金に掛かる金利の方がかなり大きく、定期預金を崩してでも早く返済した方が返済期間と返済額が少なくなるためです!
定期預金で得られる金利は多くてもたったの年利0.2%(しかも利息に税金20%がかかる)、借金の金利は年利15%と300倍の差です!
具体的に1年間100万円の借金にかかる金利と、定期預金で預けた場合の利息は以下の通りです。
|
この通り、100万円を1年間預けて得られる金額はたった¥160ですが、100万円の借金にかかる利息は15万円です。
そのため、定期預金を解約して繰り上げ返済をすることにより149,840円の利息支払いを免れることができます!
②当座繰り越しを使う
どうしても定期預金を崩したくない/崩せない理由がある場合は、「当座貸越」を使っての返済をお勧めします。
当座貸越というのは、簡単に言うと定期預金を担保に銀行からお金を借りることです。
住信SBIネット銀行を例に説明すると、定期預金を組んだ90%迄の額 or 200万円までのいずれか少ない額まで貸し越しができます。
つまり100万円の定期預金があれば、定期を崩すことなく90万円のお金が借りられるということです。
金利は1.675%かかりますが、リボやキャッシングの金利よりは安いです。
かかる利息の計算自体は少し複雑ですが、具体的な結果だけに目を通してください。
|
この通り、何もしなければ借金100万円の利息は15万円ですが、当座貸し越しを使って90万円を一気に返済することにより、支払い利息は約3万円となり、約12万円の利息支払いを免れることができます!
ちなみに定期預金は解約していない状態なので、少ないですが利息もきちんと貰えます!笑
③金利が比較的低いところから限度額まで借り入れる
定期預金がない場合は、自分が借入れている会社のなかで一番金利の低い所から限度額まで借り、高い所に優先して返済することでトータルの返済額を減らすこともできます。
例えば年利18%のところと年利14%のところでそれぞで50万円ずつを借り入れた場合の金額は以下の通りです。
|
このとき、年利14%の方からあと50万円を借り入れて18%の方を完済した場合の金額は以下の通りです。
- 金利14%(借入額100万円):-¥140,000
この通り、金利の安いところから借り入れ金利の高いところに返済するだけで、そのまま返済しているよりも2万円の利息支払いを免れることができます!
これは金利差と金額が大きくなればさらに効果は大きくなります!
4.支払いの件数を減らす
おまとめローンも叶わず、定期預金もなく、借入先複数社の金利も同じくらいの場合は、借金の残高が少ない方から優先して繰り上げ返済をしてください!
支払い件数が多いとそれを管理するために脳のメモリを喰われると伝えましたが、実害としてはATM手数料、振込手数料、支払い忘れによる遅延損害金の発生が挙げられます。
借金の残額が少なくても「最低支払金額」というものがあり、それを返済するためにATMからお金を下ろしたり、振込みをすることにより手数料がかかります。
ATM手数料は1回110~330円と少額でも、8年間毎月払い続ければ2万円以上の金額になります。
またその返済の為だけにお金を下ろし、振り込みや入金する時間ももったいないです。
最悪なのは返済を忘れて支払いができなかった場合、遅延損害金等が加算されることです!
これを免れるためにクレジットカード会社に電話をしたり、指定口座に振り込みを行ったりと、どっちにしても時間もお金もかかります。
そのため、金利が同じくらいの場合は必ず件数を減らしてください!
さいごに
返済は大変ですが、戦略を立てて行えば必ず終わりが来ます!
これからもこのページでは借金返済に役に立つ内容を発信していきますので、一緒に頑張りましょう!
完済出来たら次は資産形成です!
でお待ちしてます!