今回は、年収700万円では実際の手取りがどれくらいあるのか、2020年の源泉徴収票を元にを紹介します。
前年度 の年収、家族構成、その年の税率などでも手取り金額は変わってきますが、年収700万円とはいったいどんなものなのか、あくまでも一例として参考にしてください。
もし年収700万円を目指してこの記事を読む人、また年収700万円の人と結婚を考えており、どういう生活レベルなのか知りたい人からすると、正直がっかりすると思います!
属性
2020年時の属性と条件です。
- 年齢:33歳
- 家族構成:妻(扶養)、子供一人
- 年末に育休取得
- 勤務先:東証一部上場企業
- 勤務地:大阪府
年収と手取り
2020年1月~12月の年収と手取りを紹介します。
- 年収:¥7,222,255
- 給与所得控除後の金額:¥5,400,029(年収と所得の差額:¥1,822,226)
- 手取り額:¥6,178,042(年収と手取りの差額:¥1,044,213)
- 手取り率:85.5%
思ったより多かったです。
多かった理由としては、妻が産休育休に入り扶養となったこと、年末に私が産休を取得したことにより社会保険料が免除になり大幅に手取りが増えたことが挙げられます。
⇓育休で手取りUPについてはこちらをお読みください⇓
つまり、サラリーマンとしてはほぼ最大限の節税をした状態だったと言えます。
実際の生活レベルはどうか
手取り約600万円は、ボーナス月に産休をとるといういわゆるチート状態の年ですが、体感としてどのようなものかをお伝えします。
私個人の感覚としては、正直生活は楽ではありません!
以下に消費する概算の数字を纏めてみます。
合計:-260万円 |
これらを手取り額約620万円から引くと約360万円、月で割ると約30万円が残ります。
ここから食費、消耗品を購入し、少しばかりでも貯蓄に回すと、ほとんど手元には残りません。
つまり、贅沢をしなければ十分暮らせる額ですが、毎週の外食、毎月の国内旅行、年に一回の海外旅行などは不可能です!
私は車は所有していませんが、仮にあればそこに駐車場代、保険代、ガソリン代、車検代、税金などが乗ってくるでしょう。
また今後はここに保育園の料金が加算されます。
大学生の子供がいる場合は、もっと苦しい状況のはずです。
以上のことから年収700万円は、一人で暮らすには十分な額ですが、専業主婦、子持ちでは思ったより贅沢な生活を送れないことが分かると思います。
最後に
体感として、年収650万円を超えたあたりから、毎月の給料の額がほとんど変わらないです。
それはつまり納める税金が増えているということなので、激務と引き換えに800万オーバーを狙うよりは、ある程度の仕事量で600~700万あたりを稼ぐのが、コスパの良い年収なのかもしれません。
その他知りたい金額などあれば、コメントにて教えてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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